【「SI(ストックイラスト)備忘録」ではストックイラストを作成・投稿する中で考えたこと・気づいたことをメモしてます。】
今回のテーマは作品の中に「日本語を含めた方がいいか?」。
これは個人的にすごく盲点で、ハッとした問題でした。
元々は「できるだけ含めない方がいい」という考えでした。
理由は、ストックイラスト自体世界中で利用できるという特徴があるので、その特徴を活かすため日本語は避けた方がいい、と思ったため。
(そもそもイラスト自体、言語を超えて伝わるのが大きな魅力)
「日本語を使うと海外で使われにくい。海外ストックと比べて不利になる」
この考え自体は間違っていないと思います。
ただ、積極的に使った方がいい場面もあると再認識しました。
その理由は逆に海外ストックと比べて優位になるから。
シンプルなアイコンは日本人が作っても外国人が使っても差がないので、海外のストック勢が競合になります。
これまでの考えだとわざわざ競合の多い海外勢と同じ土俵に(だけ)立って戦うことを意味します。
でも、日本語を含めたイラストはそれだけで海外勢の参入障壁がグッと高くなるので、競合を減らせます。
それは海外ではDLされにくいというデメリットがある反面、それを上回るほどのメリットがある/ある場合もある。
というのが、ここ最近の気付きでした。
海外を視野に含めるから日本語を避ける、のではなく、
海外を視野に含めるから”こそ”日本語を利用する。
考えてみれば、当たり前といえば当たり前で、「年賀状」も良い例ですね。
また、「イラストAC」の場合、現状圧倒的に国内のユーザーが大半を占めてます。
だとしたら、海外ユーザーの使いやすさを優先するより、ターゲットを日本のみに絞って日本語を積極的に含めるのも有効な手段だと思いました。